脊髄損傷修復は、世界的な医学の難題だ。中国科学院が発表した情報によると、中国でこのほど5件の脊髄損傷修復手術が実施され、初めて神経再生コラーゲン足場が移植された。人民網が伝えた。
4週間に渡る安全性評価の結果によると、5人の患者は神経再生コラーゲン足場、幹細胞移植、手術による瘢痕組織の除去による副作用(感染、急性拒絶反応、傷口の癒合不全、神経機能の大幅な悪化など)を起こさなかった。手術は実行可能で、安全性が高いことが明らかになった。
脊髄損傷臨床研究の4週間に渡る安全性評価の結果によると、神経再生コラーゲン足場と間葉系幹細胞を組み合わせた脊椎損傷の臨床研究は、主に次の2点で重要な進展を実現した。まず、脊髄神経再生の物理的障害であるグリア性瘢痕を、手術により初めて除去することができた。次に神経再生コラーゲン足場の移植を初めて実施し、安全であることを初歩的に証明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月25日