唐副主任は、「医師としてすべきことをしただけ。助けることができて良かった。私もほっとした」と話す。唐副主任は医学博士で、急患や深刻ですぐに治療が必要な患者の治療を専門にしている。救急措置室やICUなどにおいて、急患を含む1000人以上の患者を救うなど、豊富な経験を有している。
今回起きたことを微博に投稿した理由に関して、唐副主任は、「医師として患者を救うことができると、達成感がある。また、これを機会に、心肺蘇生法(CPR)について多くの人に知ってもらいたかった。米国では、一般市民もCPRの訓練を受ける機会があるほか、アクシデントが起きた時には周囲の人々も親切に対応する。写真を見ると、心臓発作で倒れた女性の孫のそばにいて慰める高齢の女性がいる」と語った。
また、ネットユーザーがこの行動に称賛を送っていることに関して、唐副主任は、「米国で1人の命を救ったから私が良い医者であるというわけではない。私は急患を見て20年以上になり、毎日心肺蘇生を行っている。中国の医師の99%が良い医師、看護師の99%が良い看護師だと思う。この点に注目してもらいたい」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月26日