米アップル、中国でiPhone下取りサービス開始へ

米アップル社は近く、中国大陸部で販売されたiPhoneの下取りサービスをスタートさせることが26日、関係者によって明らかになった。ただ、中国アップルの広報担当者は、この件について一切コメントしていない。北京青年報が伝えた。

海外メディアの報道によると、中国大陸部のユーザーは、早ければ3月31日より、アップルストアで旧型iPhoneを下取りしてもらい、他のアップル社製品と交換できるという。アップルは今回の大陸部での下取り計画を、台湾のフォックスコン・テクノロジー（富士康科技）と共同で進めている。同計画によると、アップルストアの店員は、ユーザーが持ちこんだ旧型iPhoneを受領後、端末の状況を確認して査定し、査定結果に応じたアップルストアで利用できるギフトカードを客に渡す。客は、そのギフトカードでiPhoneや他のアップル社製品を購入できるという仕組みだ。また、フォックスコンは、アップルストアで下取りされた中古のiPhoneを直接買い取る。

中国大陸部で下取りサービスの対象となるiPhoneは、中華圏で購入したものであることが条件だ。つまり、大陸部、香港、マカオ、台湾で購入されたiPhoneは下取りの対象となるが、日本や米国での購入品は対象外となる。

ならば、アップル側がiPhone下取りサービスを開始する前に、旧型iPhoneを国内の他のルートで「転売」する場合、大体いくらくらいで売れるのだろうか？中関村電子商城で長く部品販売・補修サービスを営む店舗は、「携帯端末の買い取り市況からみると、アップルiPhoneは、その他ブランドに比べて高値がついている。たとえば、４G対応iPhone5S（カラー:ゴールド）を例にとると、外観が良好ならば、市場での26日の買い取り相場は1890元から2300元（約3万6000～4万3700円）。だが、スペックや品質の詳細を確認しない限り、はっきりしたことは言えない」と話した。国内電子機器オークションサイトの情報によると、今月のiPhone5Sの入札件数は3225件、取引価格は平均2千元以上だった。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年3月27日