「北京市大気重度汚染緊急マニュアル」改訂版が30日、正式に施行された。警報としては最も弱い「青色警報」以外の警報発令基準がいずれも引き下げられた。また、警報としては最も強い赤色警報と2番目に強いオレンジ警報は、「24時間前に発令される」ことになった。新京報が報じた。
中国環境保護部(省)の「大気質指数(AQI)技術規定」では、AQIが201—300の場合は「重度汚染」、301-500の場合は「深刻な重度汚染」と判断されることになっている。これを基に、汚染の程度とそれが継続する時間を予測し警報が発令される。警報には4ランクあり、最も強い警報が赤色。以下、オレンジ、黄色と続き、青色が最も弱い。
【新しい4ランクの警報】
(一)青色警報:重度の大気汚染が1日(24時間)継続すると予測される時。
(二)黄色警報:重度の大気汚染が2日(48時間)継続すると予測される時。
(三)オレンジ警報:重度の大気汚染が3日(72時間)継続すると予測される時。
(四)赤色警報:重度の大気汚染が3日以上(72時間以上)継続すると予測される時。
【2013年版の4ランクの警報】
(一)青色警報:翌日重度の大気汚染となると予測される時。
(二)黄色警報:翌日深刻な大気汚染となる、又は重度の大気汚染が3日続くと予測される時。
(三)オレンジ警報:向こう3日「重度汚染か深刻な重度汚染」が続くと予想される時。
(四)赤色警報:向こう3日間「深刻な汚染」が続くと予想される時。
(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月31日