健常者はマウスを使いネットサーフィンを楽しんでいる時に、障害者がどのようにネットを利用するのだろうかとは余り考えない。しかし広東省中山市濠頭中学(中高一貫校)の高校2年3組の湯仲燦さんはこの問題に気付き、手が不自由な障害者でも気軽にマウスを使いネットサーフィンを楽しめるようにしようと思い立った。
湯さんは発明のきっかけについて、障害者が自力でネットショップを開業したテレビ番組が印象的だったと語った。番組の主人公は手がないため、あごでパソコンとキーボードを操作する必要があり、とても苦しそうだったという。湯さんはその画面から衝撃を受け、障害者の使用に適したマウスを作れないものかと考えた。