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「恋愛絶望」時代の日本ドラマ (2)

人民網日本語版 2015年04月02日09:16

現代人は皆、愛情に関して“病気”を抱えている

リーガル・ハイに続き、 “神ロジック”を得意とする脚本家の古沢良太が今度は恋愛ドラマに初挑戦した。数学者の母親の優秀な遺伝子を受け継いだ藪下依子は国家公務員となり、仕事から生活まで何もかも効率的で規則正しくないと気が済まず、テーブルの上の調味料までも大きさごとにキッチリと一列に並べる。デートの服装や内容、表情も全て統計データから導き出された最善の選択肢を選び、頭には花、アヒル口に上目使い。お雑煮を作るときも、計量カップや秤でいちいち分量を計る。依子との出会いに驚きを隠せないもう一人の主役の谷口巧もまた“変わり者”で、13年にわたる引きこもり生活を送っており、母の年齢や老いを感じ、新たに「寄生」出来る相手を探している。しかし他人から“パラサイト”、“ニート”というレッテルを貼られることには心外で、自分のことを太宰治に重ねて“高等遊民”と思っている。ドラマ「24」のシーズン1から シーズン6までを6日間で見終えたことを誇りとしており、新年の予定は、途中で挫折したドラマ「LOST」をもう一度最後まで見ることだ。通常、このような人物を恋愛ドラマの主役に設定することは“不適格”である。しかしながらドラマが進むにつれて、多くの人が彼らへの共感を覚える。

台湾の漫画家・朱徳庸の4コマ漫画「大家都有病(みんな病んでいる)」は、都市で暮らす男女の、時に「病的」で時に切ない恋愛模様を面白おかしく描いた作品だ。その中に、こんなくだりがある。3人の女性が、それぞれ「自分の人生が見つかるまでは帰らない」、「自分の夢が見つかるまでは帰らない」、「真実の愛が見つかるまでは帰らない」と言いながらマンションを出て行く。マンションの警備員は、1人目は「午後には帰ってくる」、2人目は「夕方には帰ってくる」と予想したが、「真実の愛」を探しに行った女性は「永遠に帰って来ないだろう」と予想した。


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智ちゃん   2015-04-04111.31.247.*
恋愛や結婚するかどうかはあくまで個人の自由だと思う。仕事を人生の生き甲斐にする人がいれば、いい結婚相手を見つけるのを目標する人もいる。なんと言っても価値観、人生観はそれぞれだ。他人に避難したり、馬鹿にされたりすることっていうのは他人が自分の意志を他人に押し付けるだけ。私はまだ20の大学三年生で、恋愛なんてしたことがない。それでもしたい気持ちがさらさらない。恋愛は何のため?結婚できるかどうかわからないながら、恋愛経験を積み続けるなんて時間と精力の無駄だと思う。ある人がいい思い出を作るためだというかもしれない。そういう思いでは時間の流れに到底変形してしまうんだろう。仕事だけ変わらぬこととして追求にたると思う。結婚は何のため?周りがうるさいからいっそ結婚しようっと、なんとばかばかしいことか。成り行きに天に任せろ。理想的な相手が出てくるまで努力し続け、自分のポテンシャルを掘り返したほうがいいじゃない?