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中国外交青書「中国は多国間外交における地位と役割がさらに際立ち」

人民網日本語版 2015年04月03日14:03

 中国国際問題研究院は2日「国際情勢と中国外交青書2015」を発表した。青書は「国際的地位の上昇に伴い、国際社会は中国に一層の役割の発揮と一層の責任の負担を望んでいる。中国は実際の行動によってこの声に応えている」と指摘した。新華網が伝えた。

 青書は「2014年に中国は『ホームグランド外交』で大きな成果を数多く挙げ、多国間外交活動に積極的に参加し、他国とより緊密なパートナーシップを構築した。中国の『1ベルト、1ロード』構想は周辺諸国を大きくカバーし、パートナーシップは全世界に及んだ」と指摘。

 また「2014年に中国はホームグラウンドで2つの多国間首脳会議外交を実行した。上半期は上海でアジア信頼醸成措置会議(CICA)首脳会議を開催し、共通、総合的、協調的、持続可能なアジア新安全保障観を打ち出し、下半期は北京で第22回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催し、アジア太平洋協力の新たなビジョンを描き、政治・安全保障協力と経済協力の『両輪』駆動、相乗効果を形成した」と指摘した。

 青書の編集者、中国国際問題研究院国際戦略研究所の陳須隆所長は「2014年に中国は多国間外交における地位と役割がさらに際立ち、『1ベルト、1ロード』を積極的に展開し、国連の各分野の活動に積極的に参加し、世界や地域の紛争問題の解決に建設的役割を発揮した」と指摘した。

 「2015年は世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、国連創設70周年でもある。また、国際社会は2015年以降の開発アジェンダを共に策定する。中国は平和と開発に焦点を合わせ、中国の特色ある大国外交の理念を積極的に実行する」と、青書の編集主幹を務めた中国国際問題研究院の阮宗沢副院長は述べた。

 国際情勢の面では青書は「2014年は世界の地政学上逆襲の年であり、地政学的に重大な一連の事態が生じた。これは2015年の国際情勢に重要な影響を与える」と指摘した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年4月3日


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