■職員が停止するのに20分
呉さんの妻によると、約20分後にホテルの職員がようやくシステムを停止。ぐったりした呉さんをみなで引き上げたがすでに意識がなく、病院に搬送したが死亡が確認された。澳門当局は通報を受けて現場を調査し、死体発見事件として処理。法医学者が死因を確定する予定だ。
友人によると呉さんの体には吸水口に強く吸い込まれたためと思われる痕があった。呉さんの妻はホテルの責任者と会い、ジャグジーの水力が事故の原因となった可能性があるとして、調査チームを立ち上げて夫の溺死がジャグジーの管理上の問題と関係があるかどうか調べるよう求めた。
香港理工大学機械工学部のエンジニア、盧覚強氏は「ホテルには利用客の安全を確保する責任がある。特に柵や金網で吸水口をカバーし、利用客の衣類や体が吸い込まれないようにする必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年4月6日