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中国で暮らす日本人イクメンパパたちに聞いた子供のしつけ (2)

人民網日本語版 2015年04月07日09:54

■山内さん - 願いは、子供がいつも笑顔でいること 子供には自分で将来を決めさせる

山内さんが広東省広州市に来てからすでにかなりの時間が経つ。山内さんは広州で仕事をしているが、妻と子供は日本で暮らしている。1週間前、妻と子供が広州を訪れ、家族は一家団欒の時間を持つことができた。

子供の教育問題に対して山内さんは、「子供の教育はゆったりした環境の中で行いたい。また、子供たちには自分自身で将来を決めてほしい」と語る。自分の子供たちがいつも笑顔でいることやリラックスした気持ちで生活におけるさまざまな困難に向き合ってほしいと願っている。そして、一旦やると決めたことに対しては、どんなことでも強い意志をもって最後までやり遂げてほしいと考えている。

■阪本さん ホームパーティーを通して、子供の社交性を鍛える

長年、中国で仕事をしている阪本さんは3人の息子がおり、長男はすでに20歳を超えている。豊富な育児経験を持つ阪本さんの子供のしつけはかなり独特だ。阪本さんはホームパーティーを開くのがとても好きだという。自分の子供たちが小さい時からさまざまな人と交流し、異なる年齢や異なる職業の人々を気持ちよくもてなすことを学んでほしいと希望しているからだ。ホームパーティーを通して、子供たちの社交性やコミュニケーション能力、人と上手く付き合っていく能力などを鍛えているのだという。また、人と交流することによって、子供たちだけでなく、自分自身も絶えず成長していけ、さらに子供たちにとっても逆に両親に自分たちの世界を理解させることができ、親と子の双方が共に成長することができると考えている。子供が何か質問をしてきたら、阪本さんはいつも子供たちに先に自分の意見を言わせる。そして、その後にアドバイスや意見を伝えるようにしている。阪本さんは、「このような方法で子供たちの独立心や思考能力を鍛えることができる。子供は絶えず自分の考え方や反省点を見つけていくことでしか、本当の成長は得られない。自分の道は結局のところ、自分の足で歩くしかない」と語った。

このように中日両国の親は育児の問題では異なる観点を持っている。しかし、これを踏まえて、日中それぞれの長所を組み合わせた教育理念を試してみるのも一つの良い方法かもしれない。日本のパパたちのしつけ方には、中国の親たちが見本にするべきところがある。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年4月7日       


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