中国の黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市にある、残虐な生体実験で知られる関東軍731部隊の本部跡「中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列館」によると、同市平房区は2年に及び調査を実施し、移動可能な文化財5378点を確認。そのほとんどが、731部隊と関係があるという。また、鑑定の結果、731部隊の悪行を証明する436点が貴重な文化財と認定された。新華網が報じた。
それら文化財は主に、▽1945年以降に、同本部跡や同市のその他の旧日本軍基地跡で発見された、731部隊が細菌兵器の実験、研究時に使用した器物▽関東軍のその他の部隊が使用した設備や装備---の2種類。
同館の金成民・館長によると、「今回の鑑定で、当館に保存されている貴重な文化財はこれまでの207点から643点に増加した。新たな文化財は、旧日本軍の悪行の有力な証拠で、当館の新館に陳列される」。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月7日