ニューヨーク大学アブダビ校への入学が決まった谷雨菲さん
南京外国語学校は8日、同校の学生の海外大学への入学状況を発表。今年度の3年生計295人が米ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、スタンフォード大学などを含む、世界名門大学に入学する。その他、21人が全国統一大学入学試験を受験し、残りの学生は中国国内の名問大学に入学する。揚子晩報が報じた。
同校の谷雨菲さんはニューヨーク大学アブダビ校への入学のほか、1年当たり約7万4千ドル(約888万円。計約3420万円)の奨学金を受けることが決まった。同大学へ入学する同校の学生は谷さんが初。
ミステリアスなニューヨーク大学アブダビ校は、裕福な学生以外に、世界一流の教授らも集結している。また、毎年、長期間の修学旅行もあり、往復航空チケットも無料で提供される。
谷さんは取材に対して、「8歳の時に交流学生として新疆維吾爾(ウイグル)自治区に行った。11歳の時に、南京市青少年交響楽団と共に、シンガポール公演に行った。また、高一の時には、初めて中国代表として国際フォーラムに参加したほか、夏休みにハーバード大学の夏休みプログラムに参加した。高二に冬休みにはユースオリンピックの卓球大使としてドバイに行きPRを行った。これらの経験を通して、さまざまな文化を尊重し、オープンな態度で文化の違いに接することを学んだ。そして、面接の時にも、その場にすぐに適応し、44カ国の学生とうまく交流することができた」と、今回入学に至った経緯を語った。
海外の大学への入学が決まった南京外国語学校の学生10人。
「南京外国語学校の授業は自由な雰囲気で、教師と学生も平等で良い関係を保っている。そのため、私も授業の中で討論に参加し、自分の意見を積極的に表現できるようになった。また、各クラスメートの意見にも真剣に耳を傾け、そこから学び、勇気を持って問題を提起することもできるようになった。面接で、南京外国語学校の教師の一番の特徴を聞かれた際、『学生と会話するのが好き。それに、いろんなユニークな質問にも喜んで答えてくれる』と迷わず答えた。このような回答は意外だったようで、面接官に続いて『一番ユニークだった質問は?』と聞かれた。面接官は私の答えを興味深そうに聞いていた」と谷さん。(編集KN)