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旧日本軍の犯罪を暴く手紙1万件超、英訳版公開へ

人民網日本語版 2015年04月09日16:33
2014年初め、それまで20数年にわたり民間対日損害賠償請求に携わり、「中国民間の対日賠償請求の第一人者」と称せられる童増氏は、安倍政権の「影の部分」を暴露する動かぬ証拠として、自分が秘蔵してきた1万通あまりの手紙をメディアに公開した。これらの手紙は全て、旧日本軍による中国侵略の被害者から寄せられたものだ。彼らは手紙の中で、戦争によってもたらされた自らの苦悩を告発し、侵略者に対して謝罪を求めている。

今年のノーベル平和賞にノミネートされた、「中国民間の対日賠償請求の第一人者」と言われる童増氏は、米サンフランシスコに住む多くの中国系米国人が組織した「正義を訴える1万人の声」活動に寄せられた、旧日本軍の犯罪被害に遭ったことを訴える1万件以上の手紙を英文に訳し、ネット上で近く公開する。これらの手紙は、中国を侵略した旧日本軍が犯した数々の残虐な罪を最も如実に示す証拠である。米国の中国語繁体字新聞「星島日報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

「正義を訴える1万人の声」の翻訳・編集作業は、主にサンフランシスコ・ベイエリアで行われた。翻訳チームを率いるのは、退職した元エンジニアで、ニュージャージー州ホルムデル市の前市長David T. Chai(柴大定)氏だ。Chai氏は、「南京大虐殺」を著した女流作家・張純如氏の母親・張盈盈さんをはじめ、多くの専門家を招いた。

Chai氏は、次の通り話した。

童増氏は、中国で民間対日賠償請求を進める過程で、被害者から多くの手紙を受け取った。それらの手紙には、銃殺、略奪、強姦、慰安婦連行、民家焼き討ちなど、旧日本軍が中国各地で行った悪行の数々が告発されていた。多くの農民が、自分たちが長年飼育していた牛や豚などの家畜を奪い去られ、生活の糧や食べ物を全て失ったと訴えた。中国各地の農村部の登記簿を添付し、旧日本軍が各地で民家を焼き払い、略奪した内容を記載した手紙もあった。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年4月9日

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