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「孫子の兵法」が日本でブームに 日本文化に溶け込んだ中国の古典 

人民網日本語版 2015年04月10日08:06

東京の各書店には、中国春秋時代の兵法書「孫子の兵法」の漫画がどこにでも置かれている。「孫子の兵法」を含む中国で出版されている中国4大名著シリーズの漫画の著作権は、すでに日本の出版社に取得されている。香港の著名漫画家・李志清の最も代表的な作品の一つ「孫子の兵法」は日本の第1回「国際漫画賞」の最優秀作品賞に選ばれた。さらに、台湾の著名漫画家・蔡志忠による漫画「孫子の兵法」も日本で出版されている。このように、中国の古典兵法書「孫子の兵法」は深く日本文化に入り込んでいる。深セン特区報が伝えた。

日本は、「孫子の兵法」を漫画や単行本、全5巻セットのコミック文庫などにして、子供たちに小さい頃から学ばせている。日本の中学校は「孫子の兵法」の書籍と漫画の両方を推薦しており、生徒たちも興味深そうに読んでいる。中でも、「(萌訳)孫子ちゃんの兵法」と題された書籍は、大量の「萌え風」イラストが添えられていることで読書の楽しさが増しているだけでなく、60本以上の4コマ漫画が収録され、「孫子の兵法」の神髄をわかりやすく紹介している。古典兵法を現代社会で活用する法則を読者にわかりやすく理解させ、興味深い分析が満載されている同著は、古典の名著を広めるのに優れた効果を発揮している。

最も高く評価されているのは、森哲郎氏による漫画「孫子の兵法」で、一度読み始めると、手放せなくなる日本人も多い。日本の有名な社会派の漫画家、故・森哲郎氏は、日本の漫画界では独自路線で知られ、漫画界の「一匹狼」と呼ばれていた。森氏の中国への思いは強く、中日文化の懸け橋を築くため、20数年間に50回以上も中国を訪れた。そのため、中日漫画交流の第一人者と呼ばれていた。


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