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中国の年金受給額がさらに引き上げ 最多は北京の3355元

人民網日本語版 2015年04月13日11:17

現時点で、中国全土の約20の省・区・市が、2015年の退職者の年金調整プランを公表している。うち、北京市の退職者の平均年金額が最も多く、3355元(約6万3745円)だった。人民網が報じた。

その他、天津は2525元(約4万8千円)、青海省は2910元(約5万5300円)、新疆維吾爾(ウイグル)自治区は2500元(約4万7500円)、甘粛省は2168元(約4万1200円)、江蘇省は2460元(約4万6750円)、雲南省は1971元(約3万7450円)に引き上げられた。

中国人力資源・社会保障部(省)は今年1月15日、「今年、企業の退職者の基本年金額を10%引き上げる。退職者約8000万人が利益を受けることになる」と発表した。年金額が引き上げられるのは、2005年以降これで11回目。

14年末の時点で、企業の退職者の基本年金は10年連続で引き上げられ、04年の月平均647元(約1万2300円)から2000元(約3万8千円)と、約3倍に引き上げられたと試算されている。

各地の状況を見ると、今回の調整の対象となるのは、14年12月31日までに、規定に基づいて、退職手続きを行い、月ごとに基本年金を受け取る企業退職者。多くの地域が、▽受給額に一定額を上乗せする▽納付年数に応じて受給額を上乗せする▽受給者の年齢に応じて受給額を上乗せする――といった調整方法を通じて年金額を決めている。

同部は今年初め、「基本年金が数年連続で大幅に引き上げられることは、退職者の生活改善や公平な社会実現促進の面で大きな役割を担う。特に近年、経済成長が鈍化し、年金基金の支出圧力が高まっている状況下での大幅引き上げであり、効果的な民生改善となるだろう。年金の引き上げ幅は、消費者物価指数(CPI)だけでなく、国民総生産(GDP)の増加幅を上回っている」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年4月13日

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