イケメン、美人の出演が映画の売りに
4月17日に公開予定の「万物生長」は、馮唐の小説を原作にした青春映画で、主演は人気女優の范氷氷とイケメン俳優の韓庚(ハンギョン)。韓庚が演じる秋水は、寮のルームメイトたちと当てもない生活を送る医学生で、范氷氷ともう一人の女性との間で揺れ動く。
この他、周迅(ジョウ・シュン)がプロデューサーを務める「陪安東尼度過漫長歳月」、黄暁明と楊幂が共演する「何以笙簫黙」、蘇有朋(アレック・スー)の監督デビュー作「左耳(The Left Ear)」、陳妍希(ミシェル・チェン)と鄭愷(Ryan)が共演する「年少軽狂」も、今年公開予定の青春映画だ。
また、人気小説家・郭敬明(グオ・ジンミン)が旗を振った青春群像劇「小時代(Tiny Times)」シリーズの最終編「小時代4」もこの夏に公開され、顧里(演:アンバー・クオ)や林蕭(演:楊幂)、唐宛如(演:謝依霖 )など主人公たちの恋愛と友情の行方が明らかにされるという。
「小時代」シリーズ以降、イケメン俳優、美人女優が出演するかどうかが映画の興行収入を大きく左右するようになり、ますます多くの青春映画に美男美女の姿が見られるようになった。「小時代」シリーズの評価は二極化していたが、主演の楊幂やアンバー・クオはともに魅力的な女優で、陳学冬(チェニー・チェン)や柯震東(クー・チェンドン)も顔立ちが整っていることで知られている。主演たちは高級なジュエリーを付け、ど派手な服装を着、華麗なる一族の生活をたっぷり享受する。まさに誰もが夢見るゴージャスな青春時代だ。こうした映画は中身がなくても見る人の目の保養になるし、興行収入も簡単に伸ばすことができる。