深セン市民はこれまで、数次査証(マルチビザ)を取得すれば何度でも香港に行くことができたが、最近、一週間に1度に制限されるよう調整されたことが注目を集めている。同時に、澳門(マカオ)を訪問する中国大陸部の旅行者も急増しており、その負担をいかに軽減するかも課題となっている。そんな中、澳門特別行政区政府社会文化司の譚俊栄・司長が13日、「澳門の旅行者受け入れ能力はほぼ限界に達している。しかし、その能力は固定的なものではなく、交通インフラやホテルなどの設備を改善すれば、その能力は向上する」との見方を示した。新華網が報じた。
同政府旅游(観光)局の統計によると、2014年、澳門を訪問した旅行客は、前年比7.5パーセント増の延べ3152万人と、予想を上回った。うち、中国大陸部からの旅行客が、前年比14.1%増の延べ2100万人以上となり、全体の約67%を占めた。
同日、澳門の立法会施政弁論会に参加した譚司長は、「澳門旅游学院が最近まとめた『澳門の旅行者受け入れ能力の研究』は、1日当たりの旅行者が、8.9-9.2万人の状態がベストと考えられていることを示している。しかし、今年の春節(旧正月、今年は2月19日)期間中は1日平均14.7万人の旅行者が訪れた。そのため、同地の旅行者受け入れ能力は限界に達している」と指摘した。
また、「今後数年、澳門の旅行者数は年間3200-3400万人をキープし、うち中国大陸部からの旅行者が約2100万人を占めるだろう」との予測も示した。
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