「ローレウス世界スポーツ賞」授賞式、上海で開催 (2)

姚明

ローレウス・アカデミーのエドウィン・モーゼス会長は、姚明の受賞について、「今回、この特別な賞を姚明が受賞したことは、極めて喜ばしい。学会は、大変慎重な態度で、同賞の受賞者を選考する。姚明が2011年に現役を引退する際、当時のNBAコミッショナーを務めていたデビッド・スターンは、『姚明選手は、中国と米国のバスケットボール・ファンをつなぐ架け橋としての役割を果たした。彼の才能と勤勉さは、人助けのための公益事業にも大いに活かされた』と高く評価した。私は、この評価は最も的を射たものであり、これ以外の言葉を並べ立てても、彼の偉大さを伝えるのには不十分だと感じている。姚明は、スポーツ界の伝説的人物の１人だが、彼の貢献は、スタジアムの枠を大きく超えるスケールだった。私は、彼がローレウス・アカデミーの会員という称号を与えられたことを、大変うれしく思う」とコメントした。

このほか、サッカーW杯を勝ち抜いたドイツ代表チームが、今年の年間最優秀チームに選ばれた。年間最優秀女子選手には、エチオピアの長距離選手ゲンゼベ・ディババが選ばれた。F1ドライバーの豪ダニエル・リカルドは、年間最優秀成長選手賞を獲得した。年間最優秀男子選手には、セルビアのテニス選手ノバク・ジョコビッチが選ばれた。年間最優秀復帰選手は、大怪我を負って入ったICUから驚異的な復活を果たした南アフリカ共和国のラグビー選手、スカルク・バーガーが獲得した。また、年間最優秀Xスポーツ選手には、パラシュート・ダイブのアラン・ユースタスが、年間最優秀障害者選手には、車いすレースの米マクファデンが、それぞれ選ばれた。

2000年に授賞が始まった「ローレウス世界スポーツ大賞」は、現時点で、世界で最も影響力が大きいスポーツ関連賞で、毎年、世界で顕著な活躍をした男女スポーツ選手に贈られる。これまでに個人賞を獲得した中国人選手は、姚明と劉翔の2選手。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年4月16日