李娜
2度のグランドスラム制覇を成し遂げ、中国にテニスブームを巻き起こし、昨年引退した名選手・李娜は、15日夜に上海で開催された「ローレウス世界スポーツ賞2015」授賞式で、偉業達成賞の栄冠に輝いた。この偉業達成賞を獲得したのは、李娜が史上2人目となった。最初に同賞を獲得したのは、米国の競泳選手、マイケル・フェルプス。全米男子プロバスケットリーグNBAのヒューストン・ロケッツで活躍し、2011年に現役を引退したバスケットボール界の巨星・姚明は、公益事業活動に熱心に取り組んでいたことから、スピリット・オブ・スポーツ賞を獲得、同時に授賞式で、ローレウス・アカデミーの会員にも選ばれた。人民日報が報じた。
中国で「ローレウス世界スポーツ賞」授賞式が開かれるのは、今回の上海での式典が初めて。
ローレウス・アカデミーの会員であり、テニス界の伝説的人物と評されるマルチナ・ナブラチロワは、李娜について、「彼女が全仏オープンで女子シングルスの覇者となった時、アジア選手唯一の四大大会チャンピオンとなった。男女に関係なく、そのような立場で受けるプレッシャーは、想像するにあまりある。よって、私は彼女に心からの敬意を表したい。さらに、昨年は全豪オープンを制した。この快挙も驚くべきことだ。彼女は、中国さらにはアジアのテニス界のために、大きな門戸を開き、彼女の活躍をきっかけとして、多くの中国人選手が世界テニス界に活躍の場を広げた。今では、多くの女子テニスプレイヤーが輩出しているが、中国人男子選手も、李娜というモデルがあるからこそ、今後は世界に羽ばたいていくと確信している」と語った。
姚明は、コートでの活躍はもちろんのこと、公益事業にも極めて熱心だった。子供たちに教育の機会を提供する目的で、「姚明基金会」を設立した。また、いくつかの大地震発生後、被災地救済のための経済的支援を行った。これらの功績により、姚明には今回、スピリット・オブ・スポーツ賞が授与された。