▽ネット接続工場で大規模なオーダーメード実現 「メイド・イン・チャイナ」を引っ張る
ハイアールCEOの張瑞敏はかつて、「成功する企業はない。時代の企業があるだけだ」と言った。今日はどんな時代だろうか。製造業にとっては、経済発展の新常態とインターネット、インダストリー4.0などがキーワードとなることは間違いない。
インターネット時代には、企業とユーザーとの距離がゼロに近付く。そのため、企業はそれまでの大規模製造から、大規模なオーダーメードへと変化する必要がある。そのためには生産ラインの変化が必要となる。ハイアールは、スマート製造やインダストリー4.0の本質はネット接続工場であるとし、エアコン業界では最先端のインダストリー4.0モデル工場を作りだした。ハイアールの王友寧・副総裁は記者に対し、「ネット接続工場とは生産現場の概念ではなく、系統的か全体的な大きな製造概念である。これには3つの特徴がある。核心となるのは、ユーザーの体験をとらえ、ユーザーに合わせたオーダーメードの可視化を実現すること。第二に、全プロセスのリアルタイムでの相互接続を実現し、ユーザーや研究開発、サプライチェーン、サプライヤーなどの全過程がリアルタイムで公開され、統合される。第三に、自動化生産とカスタマイズの結合を実現する。これまでの在庫のための生産からユーザーのための創造へと変えることだ。
改革開放以来、ハイアールは「メイド・イン・チャイナ」の主力プレーヤーであり続けてきた。インダストリー4.0の道では、ハイアールは間違いなく最先端を歩んでいる。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年4月16日