旅行情報サイト・途牛旅遊網のモニタリングデータによると、4月19日の時点で、メーデー連休中にツアーで海外旅行に出る予定の南京市民は、南京の旅行者全体の約77%を占めている。ツアー価格については、航空券やホテル代金が値上がりした影響を受け、一部のツアーでは、10%から30%値上がりした。たとえば、南京発「ソウル4日間」の場合、メーデー連休中のツアー代金は4千元(約7万7千円)前後と、通常期より約13%高い。このほか、「富山・大阪・東京8日間」「バンコク・パタヤ・サムイ9日間」「サバ・ブルネイ5泊6日の旅」などのツアーも人気を博している。
一方、香港の人気はやや衰えている。同程旅遊の調査によると、メーデー連休中の人気海外旅行先ランキングで、香港はトップ5から脱落した。
〇「遊んでなどいられない!」元高で海外に大挙繰り出すショッピング狂
今年に入り、ユーロ、ルーブル、英ポンド、円、カナダドルが続々と下落、対人民元レートの下落率は軒並み10%を超えた。人民元高によって海外で安く買い物できるようになったことは「海外ショッピング狂」にとって何よりも喜ばしい。特に、ぜいたく品が集中する欧州には、彼らの人気がどっと集中した。ある観光客は、「欧州で売られている某タイプのルイヴィトンのバッグは、人民元に換算すると、昨年同時期より2割も安くなった」と話した。
同程旅遊の関係者は、「中国人観光客の多くは、ショッピングが海外旅行の一番の目的だ。よって、為替レートの変動は、海外旅行市場の動向を左右する要因となっている。ここ数年、多くの国の通貨の対人民元レートが下落していることは、関係国への海外旅行熱を大いに盛り上げた」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月20日