中国では、春節期間、「訪日中国人観光客が争うようにして温水洗浄便座を買う」「訪日中国人観光客の日本における消費額が60億元(約1140億)に達する」というニュースが各ニュースサイトに氾濫し、日本旅行や日本での買い物が当時最も熱い話題となった。この話題が落ち着いてきた今こそ、訪日中国人観光客の「爆買い」という問題を反省してみたい。
■中国人は日本で何を買ったのか?
日本の統計データをもとに、まずは中国人の日本における消費習慣から見てみた。この変化は実に興味深い。
2010年に、中国人が日本で買ったものは、1位「薬用化粧品・スキンケア用品・メイク用品」、2位「お菓子」、3位「食品・タバコ・酒」、4位「衣料品」、5位「カメラ」だった。