今回のショーでは「新エネルギー」という言葉にはもはや新鮮味を感じられない。ますます多くのブランドが新エネルギー車をうち出し、今回展示されるのは103台と過去最高で、国内と国外のメーカーがそれぞれ半数を占める。BYD(比亜迪)は初のプラグインハイブリッドのスポーツ用多目的車(SUV)の「宋」と「元」を発表し、BMWは「X5」のハイブリッド車をうち出し、ベンツも米国で行われたニューヨークモーターショーで公開したハイブリッドの新型「GLE」を展示する。
車のインターネットが徐々に熱を帯びるのにともない、中国の中心的な自動車メーカー数社が今回のショーでインターネット自動車を公開する。北京汽車はネット機能を備えた中型電気自動車を発表し、上海汽車と奇瑞もネットコンセプトカーを発表する予定だ。
▽今年のショーにはコンパニオンの姿なし
今年のモーターショーがこれまでと最も違う点は、コンパニオンの姿がないということだ。ここ数年、コンパニオンがいなければ展示販売が成立しないと言われるほど、国内のモーターショーでコンパニオンの存在が欠かせないものとなってきた。そうしてショーが娯楽になり、低俗になり、モーターショーの文化を損なうようになり、世論の反発を買っていた。そこで今回は艶麗なコンパニオンがいるモーターショーに別れを告げ、ここ数年で最も「清らかな」ショーになるという。
コンパニオンが「サービス顧問」に変身し、メーカーの制服を着て、引き続きショーの目の保養になるという情報もある。コンパニオン達が車種の説明係になり、車をきれいにする清掃員になるといううわさもあれば、舞台の役者になって、ゲストを演じることもあれば、販売顧問になることもあるとのうわさもある。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月20日