スイス・ジュネーブ国際発明展の会場となった見本市会場「パレクスポ(Palexpo)」では現地時間17日夜、1000人弱の来賓が、グランプリ受賞者の発表を息を呑んで待っていた。展示会の創設者であるジャンリュック・バンサン会長は、中国・香港のテクノロジー企業「水中銀生物科技有限公司」が、第43回ジュネーブ国際発明展グランプリを獲得したことを発表した。中国大陸部・香港の企業は今回のジュネーブ国際発明展で、最優秀発明賞であるグランプリを含む12の賞を受賞した。人民日報が伝えた。
グランプリを獲得した、遺伝子組み換え魚の胚によって有毒物質を検出する技術は、遺伝子組み換え魚の胚を有毒物質に触れさせ、かつグリーンライトを当てることで有毒物質の濃度を示す。この革新的な技術を使えば、1000種以上の有毒物質を同時に検査できることが証明されており、検査に掛かる時間はわずか24時間だ。同技術は効率を全面的に高め、検査のコストを削減した。
バンサン会長は式辞の中で、「中国企業のこの発明・革新はすでに世界の多くのグローバル企業に採用されている。これは食品・薬品・プラスチック製品・化粧品など、人が接触する可能性のあるさまざまな物質の毒性試験に応用可能で、人類に福をもたらす」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月21日