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昨年出された「電子ゴミ」はどれくらい?

人民網日本語版 2015年04月23日13:54

家電製品やデジタル製品の普及率が上昇を続けるのにともない、買い換えやバージョンアップのペースも加速を続け、生活の中で出る「電子ゴミ」もますます増えている。国連大学がこのほど発表した報告書によると、2014年に地球全体で出された電子ゴミの量は4180万トンで、前年に比べ200万トン増加した。世界の電子ゴミは毎年200万トンのペースで増加を続けているという。「京華時報」が伝えた。

出された電子ごみの中で一番多いのは小型電子装置で、1280万トンに達した。このほか、大型装置1180万トン、切り替え装置700万トン、ディスプレー630万トン、小型部品300万トン、照明装置100万トンなどがある。同報告によると、昨年出された電子ゴミを積み上げると大型トラック115万台分になり、先頭から最後尾までの長さは1万4300マイル(1マイルは約1.6キロメートル)に達するという。

国別の電子ゴミ排出量をみると、昨年は米国と中国が最も多くゴミを出しており、米国が707万2千トン、中国が603万3千トンで、両国を合わせて世界全体の32%を占める。だが一人あたり平均排出量をみると、米国人が22.1キログラムで世界8位だったのに対し、中国はわずか4.4キログラムだった。一人あたり平均のトップはノルウェーの28.3キログラムで、スウェーデン、アイスランド、オランダなどの北欧諸国も上位10位以内に並んだ。

同報告書によると、昨年の電子ゴミのうち、国の正規ルートで回収されたものは650万トンだった。回収を通じて再利用することができたゴミには、鉄1650万トン、銅190万トン、アルミ22万トン、金・銀・パラジウムなどの希少金属1400トンが含まれ、これらは価格にして478億8千万ユーロ(1ユーロは約128.2円)に相当するという。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年4月23日

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