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人民網日本語版>>政治

穏やかならずとも改善へと向かう中日関係 (2)

人民網日本語版 2015年04月24日10:37

 現在全世界が熱烈に注目する「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)とアジアインフラ投資銀行(AIIB)は中国が世界との関係を構築するうえでの大きな方向性を代表している。中国にとって最も肝要なこうしたステップが中日関係の困難によって妨げられることはなかった。これは中国に対してどれほどの影響を与えることができるのか、または妨害することができるのかを再考するよう日本を促すことになるかも知れない。

 どうあれ、中国の平和的台頭のプロセスに日本を取り込むことは中国の根本的利益に合致する。日本にとっても中国との修好は根本的利益に合致する。中日国交正常化以降の両国関係の緊張は小泉政権期に始まる。それから10数年が過ぎた。振り返ってみると中国は経済発展の速度とともに、国際的な地位の高まりと戦略空間の拡大を勝ち取った。中国が中日関係のいざこざに没頭することはなかったが、日本にとってこのいざこざは外交のテーマであるようだ。歴史問題は中国を刺激はしたが、それに翻弄されているのは日本自身だ。

 将来の中日関係はいくらか有望視するに値する。中国の対日重視は確固たるものであり、日本もごたごたとした動きはいい加減し尽くした。関係改善が中日間の今後の主要な関心となる可能性がある。もしこれを趨勢に変え、継続することができるのなら、中国社会にとって様々な選択肢のうちの比較的「良い」選択肢であることは間違いない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年4月24日


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コメント

最新コメント

宮田聡美   2015-04-24180.109.14.*
中国の外交を観察していると、そのスケールの大きさと深謀遠慮、何よりその道徳性の高さに感嘆せざるえません。安倍政権とその支持者でなくとも、この偉大な「中国夢」を理解できないでしょうが、私は心から信じられるし、応援します(私は天邪鬼なので、洗脳なんかされませんし、お金ももらっていません。念のため。私なりに、中国の歴史を学び、中国政府や中国の人々の実際の行動を見て、そう判断しているのです)。さて、日本の今回の両国首脳「会見」ですが(国旗も飾ってなかったし、臨時に決まったご挨拶程度のようですね)、日本側の「はしゃぎぶり」が滑稽ですらあります。中国からしたら、それは「一帯一路」という広大な戦略に含まれる一部(もちろん重要ではあるが)なのだ、という余裕が感じられました。アジアインフラ投資銀行に関する態度でも中国は一貫して客観的で冷静です。遠大な計画を粛々と進めるからかこそです。一方、安倍政権にとっては、中国との関係改善は、アメリカ先生が出した重要な宿題の一つで、それが出来た!で大喜びしいるのでしょう。つまり今回は、中国側がちょっと日本を助けてあげたわけですが、中国は「空虚な言葉(口約束)よりも実際の行動(結果)」を重視しますから、安倍政権の今後の行動をしっかり見ていこうというわけです。しかし、比べては気の毒なくらい、日本の政治家(加えて、そのブレーンたる官僚や御用知識層)のレベルって本当にお粗末です。