「首都網警」チームの担当者は、次の通り話した。
インターネットを利用する中高年層は膨大な数に上るが、彼らのネットに対する理解はまだまだ限られている。彼らがネットに関する知識を学ぶ方法は十分とは言えず、サイバーセキュリティの知識を持っていない親世代が多いため、ウイルス、トロイの木馬、オンライン詐欺、デマ流布などによる被害を受けやすい。一方、子供たちは仕事が忙しく、親の問題を軽視しがちで、親世代がスムーズにネット社会に溶け込めるよう援助の手を差し伸べていないことが多い。
どのような方法でサイバーセキュリティに関する知識を親世代に普及すれば良いのか?彼らを助けるためにどんなことができるのか?このような問題の解決法を模索した結果、「漫画」という形式を用いて、ネット接続のノウハウやサイバーセキュリティに関する常識を彼らに伝えることを思いついた。「首都網警」チームは国内の著名漫画サイトと協力し、「愛心ネット接続マニュアル」シリーズの手書き漫画を完成させた。
「首都網警」チームは、微信(Wechat)の公式アカウントを近く開設し、ネットユーザーがダウンロードできるように、「愛心ネット接続マニュアル」の全内容を公開する予定という。ネットユーザーがこの漫画版マニュアルを家庭に持ち込み、両親と一緒に読んで、話し合ってもらえればと、担当チームは願っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月28日