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中国文化部、過激で暴力的なアニメにメス 「進撃の巨人」も対象に

人民網日本語版 2015年04月02日08:11

中国文化部(文化省)はこのほど「第23次違法・違反インターネット文化活動取り締まりリスト」を発表した。未成年を違法行為や犯罪、暴力、わいせつ、テロ活動に駆り立てる疑いのあるアニメ・マンガサイトや社会の公衆道徳に反するインターネットアニメ・漫画作品が取り締まりリストに含まれている。新京報が伝えた。

今回、取り締まりリストに入れられた違反インターネット漫画・アニメは主に3つに分けられる。

(1)暴力テロ活動の内容が含まれるもの、暴力によって暴力を制する思想を広めるもの、暴力や暴力テロ、犯罪活動を広めるもの

(2)映像が血なまぐさくグロテスクで、正常な人に極めて適さないもの

(3)わいせつな描写や要素で人の目を引きつけるもの、きわめて低俗なもの

文化部文化市場司の関連責任者は、「『インターネット文化管理臨時規定』や『インターネット視聴番組サービス管理規定』に基づき、インターネット漫画・アニメ作品は未成年を違法行為や犯罪、暴力、わいせつ、賭博、テロ活動に駆り立て、社会の公衆道徳に反する内容を含んではならない」と説明する。

また、同責任者は、「国内の動画共有サイトのランキングで上位に位置する土豆網が法規を著しく犯している漫画・アニメ作品12本を公開し、その動画再生回数は100万回を超えていた。また、幼稚園児や小学校低学年の子供を対象とする酷米網は、暴力、テロ、わいせつを広め、社会の公衆道徳に違反するなど、法規に著しく違反しているインターネット漫画・アニメ作品8本を提供しており、その影響は極めて悪質である。上述した案件の事実ははっきりしており、証拠も確実にそろっている。案件に関与する企業は自主的に今後の取り締まりに協力し、教訓を活かすとともに、健全な内容の自主規制制度で、自主規制の責任を果たさなければならない。


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コメント

最新コメント

橘 優世   2015-04-0761.130.147.*
確かに、日本のアニメの多くは暴力的なシーンやエロスの要素などたくさん含んでおり、「アニメは子供が見るもの」という観念が強い中国人には、些か抵抗があるのも仕方ありません。そういう意味で文化部の措置も一理はあると思います。しかし、あくまで二次元の産物である、フィクションであるアニメを見たら、犯罪に走ってしまう恐れがあるとは、とても近代市民の考え方とは言えません。それに、アニメを禁止しても、犯罪を防ぐわけではないし、アニメを見て犯罪を犯すという事件も聞いたことありません。それより、法制教育をしっかりやらねば根本的な解決にならないと思います。
室戸 桂一朗   2015-04-0458.157.98.*
以前にも書いたように日本のアニメや漫画類の多くが、勧善懲悪的な低級なものであり、暴力、性、偏狭な人間、無条件に興奮する阿呆、等、人間としてあるべき理想像からは、正反対の劣等的人間像が平然と中心になっているものばかりだ。日本的な、偏狭な島国根性丸出しの、すぐ喚き散らすような劣等生を基準として、単純に正義と悪を区分し、一方的に悪に対して戦うという単純無反省の空想物語ばかりであり、見る価値はない。中国の皆さんは、もっと人間的な深みのあるアニメを作るべきだろう。
宮田聡美   2015-04-0314.18.243.*
歴史を反省しない日本のような国のアニメだの漫画だのなんて、そもそも質なんかいいはずないですよ。質のよいのは、むしろ例外なんです。日本だって、まともな家庭では子供に有害なアニメや漫画は見せません。たとえ子供が隠れてみても、親として「断固反対」の意思表示はし続けます。それが責任ってもんです。中国はもっと早く規制すべきでした。