■候補案2
建物の外観は、紫禁城と同様な金色と赤色が使用される。メインの建物は中国の古典建築に見られる屋根、屋身、基壇の3つの部分からなる「三段式」の構造を採用している。金色の屋根の建物の下には、屋身である赤い壁に囲まれた展示空間が広がっている。全体の建物の南側は池に面し、北側は山に連なっている。金色の屋根の建物は一つの軸線を形成する。軸線は、故宮の中軸線の太和門や三大殿までの尺度から取り出したもので、完全に土台の境界に沿っている。建築全体の中心としての役割を果たし、主要展示場の基本的な陳列も中軸上に置かれる。