憲法記念日にあたる3日、日本では3万人を超える市民が集まり大規模な集会が開かれ、安倍政権が進めようとしている集団的自衛権の行使に反対し、平和憲法を護ることを呼びかけた。集会において、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏は、安倍首相が訪米中に米国会で発表した演説について、「露骨な嘘」と批判した。新華社が報じた。
3日午後、横浜市の臨港パークに国内各地から3万人以上の市民が集まり、憲法を擁護し、安倍首相の「積極的平和主義」を批判し、「憲法を改正し、米国とともに世界大戦に参与する」という安倍政権の企みを阻止するという姿勢を確認した。
大江氏は集会で、「安倍は、日本と米国が共同作戦を展開できる根拠が整う集団的自衛権の行使を解禁し、関連する法律制度を修正する意志を吹聴しているが、日本国内では何の説明も行わず、日本国民の同意も得ていない」と指摘、日本国憲法を共に護り、戦争につながり得る一切の法律制度に反対し、平等な多文化共生社会を追求しようと参加者に呼びかけた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月4日