ドイツサッカー1部リーグの古豪、FCバイエルン・ミュンヘンは、テクニックに長けた選手を揃えているだけではなく、マーケティングの才能でも突出しているようだ。同クラブはこのほど、B2Cモール「天猫国際(Tianmao International)」に海外フラッグシップショップを開設した。このフラッグシップショップは、599元(約1万1500円)のホームユニフォームなど、サッカーウェアを主力商品としている。同店のサイトにアクセスしたところ、男性用・女性用ユニフォームやその他のアパレル製品だけではなく、子供・ベビー用品、カジュアルウェア、関連商品なども販売していた。商品の販売のほか、同サイトでは、所属選手に関する情報、クラブ最新情報、マスコットコーナーなどのサブカテゴリーが設けられており、バイエルンのブランドPRに一役買っている。北京商報が伝えた。
バイエルン・ミュンヘン海外フラッグシップショップのカスタマーサービス担当者によると、同店は、バイエルンから中国における営業代行を委託されている、海外で唯一のバイエルン公式フラッグシップショップで、現在はテスト営業段階で、今月23日に正式オープンの予定という。ドイツ1部リーグの古豪であるバイエルン・ミュンヘンは、中国にも多くのファンがいる。業界アナリストは、「今回、バイエルンが天猫国際にフラッグシップショップを開設したことで、中国サッカーファンに対するバイエルンの影響力はいっそう大きくなるに違いない。今後、観戦チケットやホーム観戦ツアーなどの関連商品がどんどん発売されるだろう」との見方を示した。
昨年開催されたワールドカップでは、 バイエルン・ミュンヘンに所属する6人の選手(マヌエル・ノイアー、ジェローム・ボアテング、バスティアン・シュヴァインシュタイガー、フィリップ・ラーム、トニ・クロース、トーマス・ミュラー)が、ドイツ代表としてチームを牽引、世界一の栄冠を獲得した。バイエルンは、同大会の各国代表チームの中でも、所属選手が最も多いクラブとなった。 (編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月7日