中国工商銀行は、米経済誌「フォーブス」がこのほど発表した2015年度の世界上位2千社企業の番付「フォーブス・グローバル2000」において3年連続でトップに立った。工商銀は中国で資産規模が最も大きい銀行だ。中国新聞網が伝えた。
今年の番付には世界61カ国・地域の企業が選ばれた。選出にあたっては総合的な評価検討システムを採用し、主に営業収入、利益、資産、時価総額などに基づいて、世界的に規模が大きく実力のある上場企業を対象に評価を行う。番付からわかることは、工商銀が営業収入、利益、資産規模、時価総額の4つの指標でいずれも世界の銀行のトップに立ち、グローバル企業のナンバーワンになったことだ。
番付の変化をみると、中国と米国の企業が2年連続で上位10社を独占した。新たにランク入りした企業数は大陸部と香港地区を合わせて232社に上り、中国は他国を上回った。また中国はランク入りした企業総数で初めて日本を抜いた。ランク入りした企業の所属産業をみると、銀行と金融関係が引き続き上位を占め、434社がランク入りしたが、前年よりは27社少なかった。
この番付は2004年から毎年1回発表されているもの。今回ランク入りした全企業を合わせた営業収入は39兆ドル(1ドルは約120.1円)、全利益は3兆ドル、資産価値は162兆ドル、時価総額は48兆ドルだった。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月12日