遊覧飛行で撮影した懐柔区雁栖湖の様子
中国商飛の元コミューター機副総設計者の周済生氏も、「中国全土のゼネラル・アビエーション空港は500カ所に満たない。北京、上海、広州といった大都市でも関連設備が完備されていない。一部の業界関係者は、中国のゼネラル・アビエーション航空機の保有数の少なさと、米国の保有数を並べて、中国市場の潜在力を強調することを好むが、実際には比較可能性はない。米国のゼネラル・アビエーション航空機の保有数は20万機以上に達するが、空港施設が9千カ所以上あり、低空域が開放され、航空サービス業も発展している」と語り、同事業の将来性について冷静な見方を示している。
周氏は配車アプリが打ち出した「ヘリ予約」サービスについて、「このサービスは実際のところ、観光ヘリの予約サービス。中国のゼネラル・アビエーション業界は現在、通勤サービスを提供してはおらず、緊急時の救援や観光などの分野に限られている。ゼネラル・ アビエーション業界は徐々に発展しているが、現時点では『ヘリを気軽に呼ぶ』時代はまだ遠い」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年5月17日