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北京 タクシー配車アプリが「ヘリ予約」サービス打ち出す

人民網日本語版 2015年05月17日13:57

Bell-429での飛行を体験したメディア関係者

 このほど、某タクシー配車アプリが「ヘリコプターを予約できる」サービスを打ち出した。担当者は、「予約受付が始まった15日には1万人以上のユーザーから申請があった。16日と17日の2日間で、計100人のユーザーがサービスを実際に体験する」と語る。新京報が伝えた。

 同アプリで予約できるヘリコプターは、Bell-429とBell-407の2モデル。アプリ会社と提携したある一般航空(ゼネラル・アビエーション)企業のマーケティング・ディレクター、呂剛氏によると、Bell-429は、緊急医療、天然ガス探査、空中における法執行、捜索・救援などにも使われるヘリコプターで、同サービスでは北京―天津を往復する航路を担当する。Bell-407は、北京市懐柔区雁栖湖の上空を飛ぶ遊覧飛行を実施する。料金は、1人あたり1999元(約3万8千円)と3500元(約6万7千円)の2種類。

 同サービスの担当者は「今回のイベントは試験的なものであり、ユーザーと市場のニーズに基づき、今後もサービスを継続するか否か、あるいは航路を増やすかどうかを決定する」としている。

▽「ヘリで通勤」の実現はまだ遠い?

 北京航空航天大学ゼネラル・アビエーション産業研究センターの高遠洋博士は、「中国の空域は徐々に開放が進んでおり、大都市では、常態的ではないモデル飛行や、体験飛行が行われている。ただし、1度や2度の飛行なら問題ないが、常態化の条件は整っていない」との見方を示す。


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