華人創業者の張忠林氏、張忱氏は、中国人の多くが英語を丸暗記しようとして、あまり効果が得られていないことを知り、英語学習アプリ「你聴」の開発を思い立った。同アプリは、音声を認識するロボット、動画による対話などの手段により、中国人のなまりを識別・分析し、流暢な英語を伝授してくれる。中国新聞網が伝えた。
同アプリにはロボットとの会話練習、動画を使った質問への回答、米国人との実際の会話などの内容が含まれる。学習者はアプリ内のロボットに対して、100単語以内の決められたフレーズを読み上げる。なまりがあったり、読み方に問題があれば、ロボットはこれをすぐに表示する。反復練習により、会話能力が高まる仕組みだ。
彼らはサンプルを入手するため、北京・上海・広州で50人の小中学生に英語を話してもらい、かつ5人の米国人の英語と比較した。張忱氏は、「重要なのは音声の認識ではなく分析。ロボットはアクセントや読む速度などの問題をフィードバックすることができる」としたほか、「学習者はアプリを使うことで、時間とお金を節約できる。ロボットとの練習で一定のレベルに達した後、ネット上で米国人と会話することで、深い意思疎通ができるようになればと思う」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月2日