国内初のマイカー輸送列車で旅を終え、北京大紅門駅に到着したベンツ。係員が列車から車を降ろしている。 |
北京鉄道局が運行する国内初の「北京-杭州往復マイカー輸送列車」が8日午後、北京に帰着した。鉄道部門は、旅客のニーズや要望に基づき、「マイカー輸送列車」を他の路線でも今後運行していくことを検討する構え。法制晩報が伝えた。
鉄道部門によると、今回北京に帰着した自家用車は計50台で、ベンツなどの高級車も多かったという。この輸送列車で戻って来なかったのは、まだ数日間あちこちに寄る予定の車か、復路は輸送列車を利用せず、オーナーが運転して北京に戻る車だ。
北京鉄道局旅客輸送処の朱殿萍・処長は、「多くの自家用車オーナーから、別の路線でもこの輸送列車を運行してほしいという声が寄せられた。今のところ人気があるのは、西南エリアと青蔵エリアの2カ所で、今後、市場ニーズと自家用車オーナーからの要望に基づき、路線を増やす方針だ」と述べた。
また、朱処長は、「自家用車の輸送にあたっては、駐車場や駅のプラットホームの条件に対して高い水準が求められ、輸送するための装備や列車から降ろす際の条件も厳しい。列車から自動車を降ろす際にプラットホームが十分な高さを備えているかどうかなど、駅によって条件もまちまちだ。鉄道部門は、現地の実情に応じ、輸送列車の運行が可能な路線を具体的に検討していく」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年10月9日