米雑誌にこのほど掲載された最新の研究結果によると、午前9時から午後5時に規則正しく勤務する定時勤務者と比べ、勤務時間が固定されないシフト勤務者には睡眠の問題が生じやすい。彼らは肥満や2型糖尿病など、代謝性疾患にかかる可能性が高い。新華社が伝えた。
米ウィスコンシン大学の研究者が、約1500人の健康データを分析した結果、シフト勤務者のうち、肥満者の割合は48%と、定時勤務者の35%を大幅に上回った。睡眠問題も深刻で、不眠症の経験があるとした人は、シフト勤務者の24%、定時勤務者の16%を占め、睡眠不足の経験があるとした人は、シフト勤務者の53%、定時勤務者の43%を占めた。また勤務中に眠くなった経験があるとした人は、シフト勤務者の32%、定時勤務者の24%を占めた。
睡眠の問題がある場合、シフト勤務者はさらに肥満や糖尿病になりやすい。この傾向は、毎日の睡眠時間が7時間未満の人の間で特に顕著だ。しかし研究者は、シフト勤務者が肥満や糖尿病になりやすい原因を、睡眠問題のみで説明することはできないとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月21日