中国は現在、卒業シーズンを迎えており、キャンパスとの別れを惜しむと同時に、「恋人との別れ」に涙している卒業生もいる。多くの恋にとって卒業シーズンは、「最大の難関」となるのだ。例えば、上海の女子大生・張淼(仮名)さんは取材に対して、「一緒に大学院に進む試験を受け、筆記試験が終わると同時に、彼氏から『気持ちが冷めたし、2人の出身地も違うから、別れよう』と言われた。別れずに済むよう何度かがんばったけど、結局あきらめた」と悲しい胸の内を語った。中国青年報が報じた。
張さんのようなケースは、決して珍しいケースではなく、「卒業と同時に別れる」というのが、大学では「恒例」となっている。中国青年報社会調査センターの調査では、回答者の1587人のうち70.7%が、「大学では、卒業と同時に別れるというのが恒例になっている」、24.0%が「普通のこと」と答え、「普通のことではない」との回答はわずか5.3%にとどまった。
回答者のうち、在学中の大学生が49.7%、既に卒業生した人が50.3%、男性が56.1%、女性が43.9%、恋人がいる人が81.3%、いない人が18.7%だった。
同調査で、「卒業後もつきあっている人」について、回答者の56.7%が「周囲にあまりいない」、33.3%が、「周囲にまあまあいる」と答え、「わりとたくさんいる」との回答は10.1%にとどまった。
現在、「卒業」というと「別れ」を連想する大学生が増加している。そのため、張さんは、「卒業別れシーズン」と呼ぶべきと語った。