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タカタ製欠陥エアバッグ問題、米国では7台に1台をリコール (2)

人民網日本語版 2015年05月25日13:07

また、日本メディアの報道によると、車種によっては、運転席・助手席ともにエアバッグが装備されている場合があり、これを考慮してエアバッグの数を見積もると、タカタのリコール数は5千万件に達する見込み。確実な根拠資料がないものの、日本市場でのリコール数は1千万件、世界全体では6千万件に達すると推測されている。

自動車アナリストの賈新光氏は、次の通り指摘した。

タカタ製エアバッグ問題は、部品の不具合が大規模なリコールを誘くという1つの例にすぎない。自動車メーカーの力にも限りがあり、全部品をすべて自社開発することは不可能だ。このため、部品の仕入れの集中化、他者との部品の共有は、自動車製造業の世界で普遍的なやり方になっている。競争が激化している市場で優位性を獲得するため、メーカー側も、部品仕入コストを抑えるために、部品供給業者に過酷な要求を出すことも稀ではない。また、集中仕入れは、確かに、供給チェーンにおいて価格面で有利な立場に立てるが、大量仕入れにより、問題が生じた際には大量リコールという結果がもたらされることは免れない。

北京商報の報道によると、今のところ、タカタ製欠陥エアバッグを装備している自動車メーカー各社は、すでに部品供給商を他社に変えているが、タカタが核心部品を掌握しているため、その他の供給商も、タカタから交換部品を仕入れる必要がある。トヨタは、他の供給商に対する査定を実施した後、「他の部品供給商が供給する部品は、タカタ製エアバッグと組み合わせることが不可能で、エアバッグモジュールを設計し直さなければならない。このために、新たなコスト増となる」とコメントした。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年5月25


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