このようなミスに対するペナルティの基準は、国家や航空会社によってさまざまだ。また、明確な関連規則も設けられていない。某国内航空会社の機長は、「本来の飛行ルートをはずれて規制空域に入った場合、華北航空管理局は、ただちにその航空会社の上級部門にコンタクトを取る。基本的な後始末として、責任者である機長が書面で理由書を提出しなければならない。処罰についてはケースバイケースだが、今回の場合、中国側には処罰をする権限はない」とコメントした。
国内で、航空機が誤って他地域の規制空域に入った場合、その地域を管轄する航空管理部門が、直接、航空会社に通告を出す。前出の機長は、「罰則の内容は、時期により、あるいは会社により、担当者によって異なる。機長に対しては、降格などの厳しい処罰が科される場合もある」と話した。
首都空港公式サイトによると、UN8888便の予定離陸時刻は午前0時40分だったが、実際には37分遅れの午前1時17分に離陸した。同機は午前4時16分、モスクワ・ヴヌーコヴォ国際空港に11分遅れで到着した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月29日