同関係者は、明白な事実として、以下3点を挙げた。
一、撮影者は、故宮開放時間内に、入場券を購入して館内に入った。
二、撮影については、事前に故宮側には一切知らされていなかった。
三、カメラマンは、「今回の撮影が計画的なもので準備した上で行った」と微博で認めており、5月13日に下見も済ませていた。
故宮側は、説明の最後に、次のことを強調した。
故宮博物館の文化的地位は極めて特別なもので、世界文化遺産であり、世界有数の博物館でもあり、毎年、世界各地から大勢の観光客が詰めかける。世界文化遺産の地で、このような撮影行為を公然と行うことは、公共の秩序や社会の公徳に違反するのみならず、故宮文化が持つ独特の雰囲気を損ない、さらには文化財自体や文化遺産の尊厳を破壊するものである。社会全体から厳しい批判を受けるのは当然のことだ。
中国「治安管理処罰法」によると、「公共の場所で故意に裸体を露出する」行為は、行政拘留処分または罰金刑の対象となる。評論家は、「ヌード写真の撮影現場を発見した故宮の職員は、撮影を制止しただけで、警察に通報はしなかった。このため、写真がネット上に出回る結果となった。これは、故宮側に管理面での落ち度があったことを示している」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月3日