2015年6月3日  
 

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中韓がFTA調印、アジアの重心に 出遅れる日本 (2)

人民網日本語版 2015年06月03日08:23

韓国は米国の同盟国でありながら、中国が絶対的な1番目の貿易パートナーになることも歓迎し、中米と良好な関係を保ち、その四方八方に気を配る姿勢や極端な出方を避ける態度は、東アジアで目立っている。成熟した戦略やバランスが次第に、アジア・太平洋地域の新興先進国としての韓国のコア競争力になりつつある。

中国はなんといっても経済が急速に発展する国であり、世界一の貿易国でもある。これが中国の最も本質的な要素であり、世界と中国との接触における最も実質的な面だ。中韓FTAはこのことを世界の人々に無言で繰り返し伝えている。中国は力に任せて他国に圧力をかける国であり、世界の秩序に挑戦しているという声があるが、これは一部の国や勢力が自分に都合のよい観点から下した主観的な臆断であり、地政学に対する手前勝手な妄想だといえる。

アジア・太平洋でさまざまな暴論が巻き起こる中、中韓は筋道を立て、辛抱強く自由貿易の新しい可能性を探り出した。韓国の電子製品、自動車、化学工業製品などは中国市場でより安く売られるようになり、日本の関連商品の競争力にとって試練となる。また中国の衣料品、食品、手工芸品は韓国でより大きな価格的メリットを発揮するようになる。

韓国は東アジアの中で中国との国交樹立が最も遅かった国で、これまでに23年しか歴史がない。だが中韓貿易は世界レベルの大規模貿易の一つに成長し、地域の平和と繁栄の重要な柱となった。アジア・太平洋の多くの国やエコノミーが参考にする価値が十分にあるだろう。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年6月2日

 


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