中国科学技術協会、中国工業・情報化部(省)が共催する2015年世界ロボット大会が、11月23−25日に北京で開催されることになった。中国、ドイツ、米国、日本、韓国などの有名な研究者が北京に集結し、ロボットの先進的な科学研究について議論する。また世界10数カ国・地域の130組の青少年代表チームが、世界最高水準を示すワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)、VEX Robotics Competitionのロボット工学チャレンジに参加する。人民網が伝えた。
中国工業・情報化部の毛偉明副部長は、「中国は製造業の最大の大国になった。中国の製造業が世界全体に占める比率は、2010年より世界一を維持している。特に近年は、中国の産業用ロボットの需要が激増し、2014年だけでも国内販売台数が世界の約4分の1を占める5万7000台に達しており、2年連続で世界最大のロボット市場となった」と述べた。
中国は世界最大のロボット市場である一方で、国産ロボットが国民経済の各分野の需要を満たすには程遠い。毛副部長は「2014年の国産ロボットの販売台数は1万6000台のみ、しかもロー・ミドルエンドのロボットが中心で、ハイエンドロボットは主に輸入に依存している。設備製造業と市場のウィンウィンの実現は、今後の発展の重点となる」と懸念を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月8日