人型ロボット「陽揚」とそのモデルになった宋揚(左)
29日に北京で開かれたグローバル・モバイル・インターネット・カンファレンス(GMIC)において、中国初、世界4体目の人型ロボット「陽揚」と、そのモデルになった宋揚研究員が同じ舞台に上がった。宋氏の娘までも「母と瓜二つ」と言うほどの出来栄えだった。この「女性ロボット」は上海申磬産業有限公司と大阪大学が共同開発したもので、本人にそっくりなほか、話をする時に動きと表情を加えることもできる。このロボットはゲームや学校教育に利用可能だ。解放日報が伝えた。
宋氏は復旦大学の博士課程を修了後、人工知能の研究に取り組んだ。宋氏は90年代に大阪大学を訪れ、人工知能の共同研究・開発に従事した。奇遇にも、日本を代表するロボット工学者の石黒浩氏は彼女の同級生だった。宋氏は指導教員の紹介により石黒氏と知り合い、これが協力の基礎・発端となった。
既存の技術条件下で人型ロボットを作るためには、オーダーメイドにより細部までこだわる必要がある。口の形を一致させるため、宋氏は歯型をとった。ロボットのまつげも一本ずつ丹精に植え込まれており、本人よりやや若く見える。宋氏の姿勢の癖もセンサーで記録され、ロボットに複製されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月30日