5月からイタリア・ミラノで開催中のミラノ国際博覧会(万博)のテーマは、「地球に食料を、生命にエネルギーを(Feeding The Planet, Energy For Life)」。「食」がキーワードとなっており、会場の至るところでもそれが反映されている。中でもフランス館や韓国館、メキシコ館は、独特の方法で「食」を展示し、人気を集めている。中国新聞網が報じた。
フランス館:上下が逆さまになった世界
フランス全土の地形を抽出して、逆さまにした立体が木造構造となっているフランス館では、フランスの生活や製造、フランスの食などが紹介され、ハムやお酒、麺、料理用具などが頭上で、建物と見事にコラボしている。
館内の天井に植えられているのはハーブ系の植物やホップなど、成長の早い農作物。館内に入ると、ハーブの香りが漂っている。これらは全て開会式の時に植えられ、閉幕までに収穫でき、関連のイベントも準備されている。
フランス館では、ずっと上を向いていなければならないため、「頚椎(けいつい)症を患っている人に最適」との声もある。その他、同館で販売されている麺料理も人気で、その香りに多くの人がお腹を鳴らしている。