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2015年6月17日  
 

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進化を続ける日本の温水洗浄便座 健康診断や発電も (2)

人民網日本語版 2015年06月17日09:17

筆者は約1年以上前に、TOTOの北九州工場を訪れたことがある。機械による生産が一般的な日本。しかし、この工場では、機械ではなく多くの従業員が温水洗浄便座を生産していた。工場の責任者は取材に対して、「高品質の温水洗浄便座を生産するために、重要な作業は、機械ではなく、人がしなければならない」と説明する。工場内には、小さな温水洗浄便座の飾り物から、相撲の力士専用の大きな温水洗浄便座など、さまざまな温水洗浄便座が置かれていた。

日本の温水洗浄便座業界は現在、農業用水確保のために、無水トイレの実現を目指している。日本において、温水洗浄便座の普及率は80%に達している。新しい商品を作り出す際には、技術と健康、エネルギーなどと組み合わせることも必要だ。例えば、LIXILは、「無水トイレ」をケニアに持ち込み、現地で農業改革を起こしたい考えだ。

LIXILがケニアで計画している、「無水トイレ」とは、水や電気などのインフラが整備されていない地域でも設置、使用ができるトイレ。便器下部で排泄物を固液分離のセパレーターにより便と尿に分ける。分けることで、アンモニア臭などの発生を抑制し、不快な臭いを減らす仕組みとなっている。食糧不足が社会問題になっているケニアで、その分けた排泄物を発酵させて肥料にすることができれば、安定した農業生産も期待できる。このアイデアが成功すれば、日本が予想もしていないビジネススタイルが発展途上国に広がる可能性もある。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年6月16日


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