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中国人はなぜ日本で「爆買い」するのか

人民網日本語版 2015年03月25日09:33

中国人の真のショッピング天国はソウルではなく、米国や欧州の大都市でもない。中国人消費者の買い物に最適な場所は今や「東京」である。春節(旧正月)期間に46万人の中国人客が日本で「爆買い」したことは、まさにこれを裏付けている。中国経済週刊が伝えた。

日本円はここ2年で約30%下落し、日本の物価は3割減となっている。日本ではブランド崇拝の段階が過ぎ、欧米の高級ブランド品は売れなくなり、積み上げられた在庫の処分先は見つかっていない。さらに20年近くの経済低迷でデフレが進行し、日本の物価は長期にわたって低いままにとどまっている。

中国人客の「爆買い」は今後数年も、日本旅行での流行となる可能性がある。

▽100円ショップからブランド品店まで

調味料や日用品などが一律5元ほどで買える100円ショップ。中国にはなかなかないこの業態は中国人客に大人気で、数千円分買って大荷物で店を出てくる人もいる。

外国にまで来て安い日用品や文具を買う姿は、日本人には奇異に映る。「爆買い」で物価が上昇すれば自分の暮らしも影響を受けると心配する日本人もいる。だが日本の生産力過剰や仕入れの方式、取引方法などを考えれば、中国人客による「爆買い」が今後十数年続いても日本市場には何の影響もないと考えられる。また日本人の多くは、日本経済は香港地区や台湾地区、韓国が比肩できないとの自負を持っている。

野村証券のある関係者は、数年さらには数十年にわたって積み上がってきた高級ブランド品を中国人客が一掃することを期待している。中国人旅行客の目利きや気前の良さは日本でも有名だ。日本人はバブル崩壊後、欧米のブランドバッグも無名の国産バッグも大して変わりないと感じるようになり、ブランド品を持つことに優越感を感じなくなっている。店舗に積み上げられたブランド品は買い手を待っている。


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