中国中鉄二院工程集団の海外経営部の鄔利敏・副部長は、「中国高速鉄道にとって、今回が初となる海外プロジェクト。中国の基準の海外輸出である」とし、「これまで、鉄道の分野における提携と言うと、車両の貿易や鉄道建設を連想していた。一方、今回調印に至ったプロジェクトでは、中国の技術だけでなく、鉄道設計基準も採用されることになっている。当集団は、同高速鉄道プロジェクトの発起人でもあり、測量の計画だけでなく、ロシアの建設コスト予算制定にも協力し、ロシア政府が方策を決定できるようバックアップする」と紹介した。
同集団の朱穎・総経理は取材に対して、「最高設計速度時速400キロは、世界でも最速。中国の海外プロジェクトを見ても、最速で、多くの中国の技術や設備が採用されるだろう」と語った。
鄔副部長は、「半年に及ぶ厳しい寒さや深刻な凍土などの問題は、高速鉄道建設において障害となる。しかし、双方は、互いの信頼と協力をベースに、それら難関を乗り越え、中国とロシアの協力を示す一里塚を築くことができると信じている」と強調している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月19日
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