2011年から12年にかけて放送され大ヒットとなった中国のドラマ「宮廷の諍い女(原題:後宮・甄嬛伝)」の米国版が最近、米国で配信されたものの、大ヒットとはならなかった。近年、中国では数多くのドラマが製作されているものの、「海外進出」を果たすのはごく一部。そして、そのほとんどが時代劇や歴史ドラマで、現代ドラマはほとんどない。しかし、最近最終回を迎えた「何以笙簫黙(Silent Separation)」や現在大ヒット放送中の「虎媽猫爸(Tiger Mom)」などは既に、米国や韓国などでも放送されており、中国の現代ドラマも「海外進出」の波に乗りつつある。斉魯晩報が報じた。
海外進出ドラマは歴史ドラマがほとんど
今年3月15日から、時代劇「宮廷の諍い女」が米映像ストリーミング配信事業会社・ネットフリックスから配信された。同配信に合わせて、中国側は米国側と協力し、全76話を6話にまとめた。米国版のクリック回数は予想ほど伸びず、それほど話題にもならなかったものの、中国ドラマの海外進出は、業界関係者にとっては喜ばしいことだった。