外交部(外務省)の陸慷報道官は24日の定例記者会見で、中国側が中央アジア非核地帯条約議定書の批准手続きを完了したことを明らかにした。
――昨年5月に中国の劉結一国連大使が政府代表として中央アジア非核地帯条約議定書に署名した。議定書の批准手続きの進展状況は。
全人代常務委員会は今年4月に中央アジア非核地帯条約議定書を審議、批准し、習近平国家主席も最近、批准書に署名した。これによって中国側の批准手続きは完了した。近く外交ルートを通じて条約の寄託国であるキルギスに批准書を寄託する。中国政府は地域の実際の状況に基づき、自らの意志による協議を通じて非核地帯を構築しようとする非核国の努力を一貫して尊重し、支持しており、非核国または非核地帯に対する核兵器の使用または威嚇は無条件で行わないことを約束している。中国側が議定書に署名し、これを批准したことは、非核地帯の問題における政策の一貫性を十分に示すものであり、国際的な核不拡散と核軍縮を支持する重要な措置でもある。中国側は各国と共に、核兵器の全面禁止と完全廃棄という目標の世界的範囲での実現に向けて共に努力することを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月25日