2015年6月29日  
 

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日本人ベテラン教師、中国で「最後の授業」 (3)

人民網日本語版 2015年06月29日16:09

東北烈士館で中国人学生に「最後の授業」を行う纐纈健司氏

纐纈氏は幾度となく、自分が中国でやったことは、日本の多くの国民から「賛同を得る行為」だと思っていると強調した。また、中日関係がどのように変化しようとも、両国民は、交流を深めながら、友情をさらに固く結びつつあると彼は確信していた。

「最後の授業が終わりではない」―数日後、纐纈氏は日本に帰国するが、その後も、中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列館は、氏を中国に招待し、引き続き陳列館にある日本人証人による録音資料の確認・収集作業の手助けを依頼する予定という。

「最後の授業」が終わると、纐纈氏は、東北烈士記念館の職員に対して、「ここ数年間で収集した中国人被害者の証言・記録を日本に持ち帰り、日本語に翻訳して発表することを望んでいる。それらを読むことで、私と同じような日本の民衆が、この忌まわしい歴史をより深く理解する助けとなるだろう」と話した。

氏は、「戦争に対するより客観的な認識と理解があり、それは残虐かつ苦痛の記憶に満ちている。だが、それらを明らかにして初めて、中日両国民がお互いを理解することができる。両者の友情は永遠に廃れることはない。私は、生きている限り、この友情を保ち続けていきたい」と続けた。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年6月29日


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